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黒住先生12年間ありがとうございました

細胞診断学1,2の非常勤講師を12年間勤めていただきました黒住眞史先生が今年度で終了になりました。

黒住先生には、京大病院病理診断科の副技師長のときから、学生教育、実習等で大変お世話になりました。

長い間、ありがとうございました。

 

第5回病理学技術者講習会(西日本)[6月27日]

第5回病理学技術者講習会(西日本) が平成27年6月27日(土)に行われます。
臨床検査技師を対象に、病理組織標本作成の技術の向上を目的に開催されるものです。
病理学研究室は、開催に協力することになりました。

>>2015病理学講習会(西日本)プログラム

第9回京都府細胞診ワークショップ、実技講習会[7月5日]

第9回京都府細胞診ワークショップ、実技講習会
(京都府臨床検査技師会会員、京都臨床細胞学会会員向け)
が平成27年7月5日(日)に行われます。
細胞検査士の資格取得をめざす臨床検査技師を対象に細胞診の作成技術、検鏡についての技術向上をめざすものです。
病理学研究室は、開催に協力することになりました。

>>150705細胞案内

細胞検査士合格 …

腺癌研究室のOBの白石くんが細胞検査士に合格致しました。おめでとうございます。

ますますのご活躍を期待します。

3名の細胞検査士誕生

12/2日に行われた細胞検査士の2次試験で、細胞診断トレーニングコース卒業生3名が合格しました。おめでとうございます。

中島崇、布上沙菜美、城戸貴之さんの3名です。

在学中の合格はできませんでしたが、入職後の早い時期に合格できてよかったと思います。

今後は、在学中に合格できるようカリキュラムの工夫等をしていきたいと思います。

細胞検査士合格のお知らせ

先日行われた細胞検査士の2次試験で、細胞診断トレーニングコース初年度卒業生1名が合格しました。おめでとうございます。

布村さゆりさんです。

トレーニングコース初年度で、あまり十分な教育はできなかったように思っていますが、入職後の職場で、しっかりした細胞診教育を受けられ、また本人もそれに応じて努力されたものと思います。

今後の活躍を期待いたします。

第49回日本臨床細胞学会

第49回日本臨床細胞学会で発表しました。(平成22年11月21-22日 神戸)

京都大学における細胞検査士養成計画;高桑徹也、中泉明彦、黒住真史

細胞診断トレーニング(細胞検査士養成)コース

“細胞診断が実際にできる”ようになることを目指して、同コースを開設致しました。

修士学生は細胞診断学1,2、細胞診断学実習を受講することにより、同コースに参加できます。

細胞診断を学びたい学部学生、本学卒業生も参加可能です。興味のある方はご連絡下さい。

病院、検査センター等で勤務する臨床検査技師の方で希望する方は相談に応じます。

細胞診断とは

細胞診断は、病院の病理診断を行う部署で行われる診断法で、細胞の形態をみて、診断を推定する作業です。その仕事をしているのが細胞検査士です。細胞検査士は、日本臨床細胞学会等が認定する試験により得られる資格です。受験資格は、臨床検査技師として病理・血液・尿検査などの形態学的検査の実務に1年以上の従事した者、細胞検査士養成所あるいは養成コースのある大学の卒業、卒業見込み者が受けることができます。この試験の合格率は毎年25-35%程度と決して容易ではありませんが、病院で細胞診断を行う上で必須の資格とされています。

他の養成機関との比較すると

4年生大学、大学院、養成所等で行われる細胞検査士のカリキュラムは総計で900時間を越えます。この時間数は、大学のカリキュラムの1学年分をすべて割り当てるのに匹敵する分量です。細胞検査士の合格率は上述したように低いのですが内訳をみると、こうした養成機関を卒業した学生の合格率は高く一般病院や独学で受験する方の合格率が低いというのが実情です。

一方で私たちが正規に提供するBasicプログラムは週1コマ通年(60時間)、2年受講しても120時間で、はるかに及びません。細胞診断学実習に参加しても、まだ歴然とした差があります。この時間差を克服するには学生側としてはいかに、能動的に標本と取り組む時間を作るか。教える側としては、いかに、テクニック、知識を適切に教えるかはもちろん重要ですが、上達する面白さを実感してもらえるかが一番であると思っています。

細胞診断は、細胞の形態をみて、診断を推定する作業です。そこには、細胞の観察の仕方、病理学的な知識といった技術、知識の両方が必要で、それらがうまくかみ合い、分からなかったものが、分かるようになる。技術の向上は直線的ではなく、段階的で、日々の努力の末ある日突然開眼する。そういった意味で、スポーツに似た側面があります。細胞診断のトレーニングの過程で上達する面白さを実感してもらえれば、指導側の目的の半分は達成できたといってよいでしょう。

細胞診断は、しかし、スポーツとは決定的に異なる面があります。それは診断には責任が伴うことです。私たちは決して娯楽を提供するつもりはありません。誤解のないように、このことを付け加えます。

本大学院における細胞診断トレーニングコースの位置づけ

ここ京都大学において、大学院は研究を主体としたもので、決してこれを疎かにしてはいけません。細胞診断のトレーニングは、課外クラブ活動のような位置づけとしてとらえてほしいと思います。

実際の運営も課外クラブ活動のようなものを想定しています。つまり学生は、各研究室で本業の研究に取り組みつつ、時間をみて細胞診断のトレーニングを各自行う必要があります。私達はトレーニング室を用意します。そこにはトレーニング機器(顕微鏡、標本、書籍、トレーニング用コンピューター)を設置しサポートします。週に一度の全体練習で、テクニカル面、知識面の補強を行います。

細胞診断トレーニングコースは大学院生を対象にしています。研究室の所属は病理学教室でなくても結構です。また、細胞診断を学びたい学部学生、本学卒業生にも門戸を開きたいと思っています。

がん診断の担い手ー細胞検査士(外部リンク)