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石川さんの論文がAnat Recに掲載

石川さんの論文がAnatmial Recordに掲載されました。

内耳のうち膜迷路、骨迷路の間にあるperiotic spaceの形成に着眼したユニークな論文です。図が表紙に採用されました!!

Ishikawa A, Ohtsuki S, Yamada S, Uwabe C, Imai H, Matsuda T, Takakuwa T. Formation of the periotic space during the early fetal period in humans, Anat Rec, 2018, 301(4);563-570, 10.1002/ar.23764, 10.1002/ar.23657

 

2017年度; 修士論文発表会が行われました

2017年度; 修士論文発表会が行われました(2018.0207; 杉浦ホール)

ヒト胚子期における腎盂形成の三次元的解析 石山 華

【背景】腎盂の発生はCarnegie Stage(CS)14頃に始まる。この発生過程については、組織切片を用いた平面的な研究が主であり、CSに沿った報告としてShikinamiの報告がある。
【対象と方法】京都大学大学院医学研究科附属先天異常標本解析センター所有のヒト胚子標本の連続組織切片計50個体(CS14~23)をバーチャルスライド化したものを用いて得られた立体情報を対象とした。用いた標本は全て明らかな外表奇形、腎臓の異常を伴っていない。CS分類に従った分化・成長について、1)形態学的検討、2)尿路上皮の組織学的検討、3)定量的検討、の三点について検討した。さらにCS23において確認された腎盤の拡張についての検討や腎盂樹状構造における枝の偏りについての検討を行った。
【結果】A)CS14-CS23間の分化・成長
1)形態学的検討:CS14で尿管芽の周りに造後腎芽体が発生した。その後腎盂の頭側は側方方向へ伸長していったが、CS19から腎盂頭側は正中方向へ伸長した。
2) 組織学的検討:腎盂上皮は、円柱状で核は重層状だった。腎盤部では、CS14、15では核は基底膜側に偏り、CS18以降では核は管腔側に偏っていた。腎杯部では、CS19では核の偏りがなかったが、CS20以降では核は管腔側に偏っていた。
3) 定量的検討:CSの進行に従って、最大分岐次数、腎臓の頭尾長、腎臓総体積、腎盂体積が大きくなっていた。最大分岐次数は12まで見られた。また、腎臓総体積、腎盂体積はCS22から23にかけて急激に大きくなり、CS23では個体差が大きかった。
B)CS23における腎盤の拡張についての検討
1)形態学的検討:CS23で非拡張群は6例、拡張群は4例見られた。拡張群では分岐次数が低い腎盂の拡張が見られたが、非拡張群では拡張がなかった。
2) 組織学的検討:腎盤部、腎杯部ともに、非拡張群では腎盂上皮は円柱状で核は重層状だったが、拡張群では上皮は立方状で核は不規則な単層だった。
3) 定量的検討:腎盂体積、腎臓総体積、腎実質体積、腎臓総体積に対する腎盂体積の比率の4点では拡張群のほうが非拡張群より大きく、腎臓総体積に対する腎実質体積の比率では非拡張群のほうが拡張群より大きく、いずれもで非拡張群と拡張群について有意な差が認められた。腎臓頭尾長、最大分岐次数では拡張群のほうが非拡張群より大きかったが、非拡張群と拡張群で統計学的に有意な差が認められなかった。
C)腎盂樹状構造における枝の偏りについての検討:上極部、下極部と中央部の末端分岐次数(これ以上分岐していない腎盂の分岐次数)は上極部、下極部のほうが中央部より大きく、統計学的に有意な差があることが確認できた。
【結論】 本研究では、ヒト胚子期で正常と判断された個体の連続組織切片のバーチャルスライド画像を用いて腎臓・腎盂の立体像を作製し、CSの進行に従った腎盂の形態学的、組織学的、定量的検討について明らかにした。特に、太い腎盤部の拡張がCS23で顕著に認められ、拡張によって腎盂上皮の組織像が大きく変化していた。また、腎盂の二又分岐が12回みられたことから、胚子期において腎盂樹状構造の基本構造がほぼ形成されるということが明らかになった

大槻さんの卒論がAnat Recに掲載

大槻さんの卒論(胎児期の中耳の形成)が The  Anatomical Recordに掲載されました。

中耳の耳小骨が骨化する過程、鼓室という空隙で覆われていく様子が立体的に示されました。

Morphogenesis of the middle ear during fetal development as observed via magnetic resonance imaging
Ohtsuki S, Ishikawa A, Yamada S, Imai H, Matsuda T, Takakuwa T, Anat Rec 2017, in press

卒業研究発表会が行われました。

2017年度;卒業研究発表会が行われました(杉浦ホール)。

 

ヒト胚子期における後頸部の膨隆の組織学的検討 大賀 彩子

ヒト胚子期における肋骨と胸郭の三次元的解析 奥野 香澄 (石津研)

後腎における腎小体形成の組織学的検討 北沢 遥

ヒト胚子期~胎児期初期における肩甲骨の形態形成 坂本 梨乃

生理的臍帯ヘルニアの還納過程及び還納後の小腸の位置固定 長田 明香里

古市さんの卒論がAnat Recに受諾

古市さんの卒論がAnat Recに受諾されました。

胚子期の終わりには脳血管動態に重要な構造であるWillis輪はほぼ完成していること、成人では多くみられるWillis 輪のvariationが、すでにこの時期に存在していることを示しました。

Furuichi K, Ishikawa A, Uwabe C, Makishima H, Yamada S, Takakuwa T,
Variations of the circle of Willis at the end of the human embryonic period, 2017, in press

白石くんの博士審査会が行われました。

白石直樹くんの博士審査会が行われました。

(11月27日18時 高井ホール於)

Morphology and morphometry of the human embryonic brain: A three-dimensional analysis

(ヒト胚子期における脳の三次元形態計測学的解析)

(NeuroImage, 2015, 115, 96-103、掲載済み)

ヒトの発生時期のうち、組織と器官を急速に形成する器官形成期は先天異常の発生の可能性が高い時期であり解析に重要な時期である。京都大学大学院医学研究科附属先天異常標本解析センターが保有する外見上、傷や先天異常がないヒト胚子群から、2.35TのMR顕微鏡で撮像されたCarnegie Stage(CS)13~23のヒト胚子立体画像を用いて、脳実質と脳室の形態形成について立体化像の形態変化の詳細な観察と定量学的な検討を加えた。脳実質の厚みの変化を色彩表示する方法、及び内外から大脳壁の厚さ分を削り、残った部分を肥厚部として描出するという方法を用いて可視化した。脳実質の体積はCS13からCS23間に164.4倍に形態変化を伴いながら著しく増大した。前脳、中脳、菱脳の体積もそれぞれ増大した。小脳はCS20に初めて観察され、菱脳に対する小脳の体積比はCS20の約7.2%から、CS23では12.8%と大きく増大していた。胚子体積に対する脳実質体積比はCS15からCS23の期間で11.6〜15.5%と大きな変化はなかった。前脳部の肥厚部はCS16から見られ、その解剖学的位置は大脳基底核、視床、内包と合致した。CS17以降には神経核が発達し、特に前脳部の大脳基底核付近、菱脳部の基板や小脳部が不均一に肥厚していくことがわかった。CS20になると前脳部や菱脳部で厚さの不均一性が目立ち、CS23では著明であった。これらの不均一な肥厚が、胚子期における脳の複雑な屈折や進展に影響を及ぼしている可能性がある。今回、提示した手法は神経核の発達を観察する上で非常に優れた方法であり、胎児期の脳発達の観察、解析に応用可能と考えられる。以上の研究は器官形成期のヒト脳の発生の解明に貢献し人体発生学、脳発生学や胎児診断に寄与するところが多い。

 

大坂さんの修論が Anat Recに掲載

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頭部・顔面形成にともなう眼の位置変化を胚子期から胎児期初期にかけて解析しました。眼球の位置変化が顕著な胚子期 (Phase1)と変化が少なくなる胎児期初期(Phase2)にわけられる。ただ、それらは Differential Growthの結果として説明できる。

より詳しく>>

Osaka M, Ishikawa A, Yamada S, Uwabe C, Imai H, Matsuda T, Yoneyama A, Takeda T, Takakuwa T, Positional changes of the ocular organs during craniofacial development, Anatomical Record, 300(12), 2107–2114, 2017 DOI: 10.1002/ar.23588

奥村さんの卒研がPlosOneに掲載されました

骨盤(胎児期初期)

奥村さんの卒業研究がPlosOneに受諾されました。

ヒトの骨格形成は、保存しやすく、レントゲンでの解析が可能な骨化中、骨化後の解析がほとんどで、軟骨形成期の解析はほとんどされていません。今回、骨盤の軟骨形成期に着目し解析を進めました。

Okumura M, Ishikawa A, Toyama T, Yamada S, Uwabe C, Imai H, Matsuda T, Yoneyama A, Takeda T, Takakuwa T, Cartilage Formation in the Pelvic Skeleton during the Embryonic and Early-Fetal Period, PLoS ONE 12(4): e0173852. https://doi.org/10.1371/journal. pone.0173852 [Open Access]