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A. 大学院教育

大学院教育に課せられる役割は、修士、博士といった学位取得を目指すことに加えて、臨床検査技師という資格を持った学生が、その資格およびそのために学んだ事柄を生かし、将来の仕事に繋げて行ける様サポートすることがあります。病理学研究室では、こういった観点から、研究に関連した臨床検査展開学特論、演習、実習に加えて、細胞診断に関連した科目、解剖学に関連した科目、研究科横断型教育プログラムを修士の学生に配当しています。また、産科エコーを学ぶ機会も臨床科の協力を得て研究室の学生には提供しています。本研究室の学生については、能動的にこういった勉強できる機会に参加し、多方面の知識、経験を修得することを推奨しています。

1. <細胞診断トレーニングコース>

■ 細胞診断学 I, II (修士課程、選択科目、前期、後期)

細胞検査士の資格を持ち病院で働いて来られた方を非常勤講師としてお迎えして“細胞診断が実際にできる”ようになることを目指します。

細胞診断学の基礎的事項、診断学のポイント等の理論的背景の概略を学んだ上で、細胞診の実際の標本をプロジェクターによる供覧、顕微鏡による実習を行い、細胞診断に必要な知識・技術を修得します。さらに、がんの診断学向上に向けての工夫・考案を行います。意欲のある学生は、付属病院での実習を履修することができます。

■ 細胞診断学 実習 (修士課程、選択科目、後期)

細胞診断学(1,2)で細胞診断の基礎的事項、診断学のポイントを学んだ学生を対象に、標本作製、検体処理、細胞スクリーニング等、細胞診断の実地を行います。十分な能力が身に付いた学生については、細胞検査士の受験ができるように、学会に働きかけます。

附属病院病理部、検査部と連携して実施します。

2. 研究科横断型教育プログラム

京都大学が企画する研究科横断型教育プログラムに参加致しました。学術研究は、近年高度専門化するだけでなく、ますます複雑化、学際化しつつあり、旧来の専門領域の区分に収まらない総合的なアプローチを必要とする課題も急増しています。大学院生が広い視野を持ち、新しい学問領域を創造できるような能力を備えるためには、各研究科における高度な専門教育に加えて、研究科を横断して実施する教育プログラムを受講することが有効と考えられます。

■ 次世代医療を語る (修士課程、選択科目、後期)      

次世代の医療は、医学研究科だけでなく、さまざまな分野の学生が担って行く可能性があります。今回は、その代表として理工学、細胞生物学、地域・社会学からのアプローチを取り上げ、医療の動向を議論したいと思います。本プログラムを聴講した様々な分野の学生が、次世代の医療に繋がるヒントを得て、思いもかけない連携が生まれるかもしれません。それは、この上なく喜ばしいことです。

3. 臨床解剖学実習 (修士課程、選択科目、前期) (理学 山田重人教授と共同)

よりよい医療の実現のためには解剖学の知識が重要となります。なぜなら、解剖学を基本としてヒトの構造、生理、機能、病理ひいてはヒトそのものの理解へと繋がるからです。ゆえに、われわれ医療人にとって、解剖学は一時的に学ぶ科目ではなく、生涯を通じて必要とされるものなのです。大学院進学を機に解剖学をもう一度学びたい、それも本を読むだけでなく、ご遺体に対峙し実感として学びたい、そういった志の高い学生のために、本プログラムを提供致します。同時に、厳粛な気持ちでご遺体に対峙することで、生命とは何かについても考える機会となるでしょう。