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2021年4月
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ヒト胚子脳胞のmorphometry; Congenit anomに掲載(中島修論)

Morphometric analysis of the brain vesicles during the humanembryonic period by magnetic resonance microscopic imaging” 

Congenit Anom (Kyoto). 2012 Mar;52(1):55-8

本研究では、ヒト胚子期の脳神経管及び脳室の形態学的特徴の変化を発生段階の指標であるカーネギー発生段階(CS)ごとに形態計測学的に解析し、発生過程を定量化した。MR顕微鏡で撮像された1204体の胚子MR画像の中で、外表形態及び脳、脊髄に明らかな異常が見られない胚子合計177個体を用いて、脳神経管の平面画像と脳室の平面・立体像を作成し、解析を行った。脳神経管は、マクロ形態を用いて前脳、中脳、菱脳に区分し脳胞長を計測した。脳胞背側長、腹側長はCS18からCS23の間は増加し、背側の方が増加量が4.2倍高かった。前脳、中脳、菱脳に区分し比較すると、背側、腹側とも前脳の増加量が最も高く背側は腹側の3倍以上であった。これらの結果は、胚子期の脳胞発生の特徴である終脳の急速な増大を反映していると考えられた。本研究で得られた結果は、胚子期の脳神経管の発生を精確に定量化し、胚子期の脳神経管の発生を評価する基準値になる可能性を示した。今後、個体数を増やしさらに精確性を増すことで、胎児早期診断の発展に貢献することが期待される。

 

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