Archive

スクリーンショット 2014-01-18 16.19.10
 

2020年12月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ヒト胎児の肝臓形態形成; Hepatol Resに掲載(濱部卒論)

肝臓は腹腔内最大の器官で、胎児期においてすでに代謝、造血機能を有し正常発生に重要な役割を果たすこと、特有の血行動態を有することから胎児の発育の評価への使用が試みられている。現在の胎児肝臓についての知見は、エコーと病理解剖によるものが主で、MRIを用いた正確な立体像や、それを用いた定量的な解析は行われていない。

肝臓の形態形成

われわれは、妊娠中期(16〜28週)の胎児21例 (体重80800g)を対象に肝臓の形態形成の過程を、MR画像を用いて三次元的に解析し、その特徴を明らかにした。また、カーネギーステージ23の胚子肝臓(妊娠9-10週相当)と比較検討した。

わかったこと;

胎児期の肝臓は体重の増加に伴って横径・縦径・厚みすべてが大きくなる。胎児期の肝臓は縦径に比べ、横径、厚みの増加が顕著である。

体幹部の成長に伴って肝臓も同じ比率で成長する。

分葉の割合はほぼ一定である。

まとめ

今回の研究で得られた肝臓の三次元における形態学的および形態計測学的データは、将来的には妊娠中期〜後期の胎児診断における重要な基礎的データとなると考えられる。

Hamabe Y, Hirose A, Yamada S, Takakuwa T et al, Morphology and Morphometry of Fetal Liver at 16–26 Weeks of Gestation by Magnetic Resonance Imaging – Comparison with Embryonic Liver at Carnegie Stage 23, Hepatol Res,2013; 43: 639–647, doi: 10.1111/hepr.12000

.