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胚子期の胃の形態と動き(海外,名古); Anat Recに掲載

海外くんの卒業論文がAnatomical recordに掲載されました。卒業後、 Office assistantとして2年かけて仕上げてくれました。

Morphogenesis and three-dimensional movement of the stomach during the human embryonic period,

2014 May;297(5):791-7. doi: 10.1002/ar.22833.

”ヒト胚子期の胃の形態形成と3次元的な動き” (論文の概要)

教科書には、胃の動きは”下降”、”頭尾軸に対する回転”、”背腹軸に対する回転”と3つの動きにわけて説明されています。しかしながら実際の動きは立体空間的でありそう単純ではありませんでした。

CS22の胃の解析結果; 左から、胃の立体像、 最大断面像、解剖学的観察点、それに基づく3次元的な移動の表示
胃の動きのビデオ

 

概要

胃はCS13以降、前腸の拡張により形態形成が始まり、胚子期を通してダイナミックな形態変化と移動を行う。本研究では、377例の胚子MR画像を用いて、CS16-23の胃の形態形成と動きを検討した。胃の形態はstageごとに特徴的な形態を示した。胃角、胃底部の隆起はCS18にみられた。胃角はCS18-20では90度程度であったが、それ以降鋭角となった。噴門、幽門はCS20ころに分化がみられた。胃はstageが進むにつれて偏位した。この偏位とdifferential growthにより胃は左側、尾側に移動するように見えるようである。胃の各解剖学的位置を追跡することにより胃の3次元的な動きを可視化できた。大弯(M)の動き(M), は噴門(C)、幽門(P)の動きと大きく異なった。C、PはCS16-23の間正中矢状面上にほぼ存在していた。Mは尾側、左側にCS22まで大きく移動をした。CPはこれまで言われているように背腹軸を中心に回転することはなく左右軸を中心に回転した。胃の最大平面CPMはおもに頭尾軸を中心に回転をした。本研究で得られて知見は、近い将来、出生前診断での応用が期待される。

本研究の立体画像元データの一部はMorphoMuseuMに受諾されました。

Nako A, Kaigai N, Shiraki N, Yamada S, Uwabe C, Kose K, Takakuwa T, 3D models related to the publication: Morphogenesis of the stomach during the human embryonic period, MorphoMuseuM, in press

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